濡れ縁について
我が家の濡れ縁は最初から私が作る事を前提に図面にも書かれています。
作った理由
- 庭を座って眺められる
- 外収納と室内を繋ぐ為
- 室内を少し広く見せるため
DIY製作条件
- 極力簡単に作る
- コストを抑える
- 家とくっつけない
そもそも庭や外収納との廊下の目的が無ければ掃き出し窓は採用しなかったと思っています。掃き出し窓から外に出ないのであれば掃き出し窓である意味は無いし、防犯、断熱気密の事を考えると普通の腰窓の方が賢い選択となるのかもしれません。
濡れ縁に座って庭を眺める
掃き出し窓から外に出てお茶でも飲みながら庭を眺める時間があったら良いなと。庭や畑のメンテナンスの休憩にも使えます。
外収納と室内を繋ぐ
外収納も最初から計画していました。ゴミ箱や野菜のストック置き場として。外収納と室内を繋ぐ通路の役割もあります。
室内を少し広く見せるため
ちょっとだけ広く見える気がしませんか?本当は床の張り方向と揃えると一番良いそうですが濡れ縁はやっぱり写真の方向なんじゃないかなと。
製作条件
簡単に安く、家にくっつけずに作る
何しても誰かに怒られる訳でもなく自分の好きなように作れるDIYの醍醐味ではないでしょうか。私のDIYはお金を掛けずに簡単にそれなりに見栄え良くがコンセプトです。
使用材料
杉 105角(切り使い)
杉 25×150(角R加工)
コンクリート平板300×600
天板用ステンレスビス、構造用コーススレッド
値段 約1万5千円 コメリで購入
必要工具
電動丸のこ
インパクトドライバー
作り方は一番材料少なくて済む大引き工法にしました。精度をある程度出せれば組むのも簡単です。ポイントは地面をいかに平らにできるかと束柱を全部同じ長さに切れるかがポイントです。全てを精度良くやれば勝手に平らになります。それでも出来る木材の曲がりなどの誤差は大引きをクルクル回して上手くガタが無くなるポイントを探すのも有効です。
濡れ縁は杉で作っていますのでいつか駄目になります。その時のことを考えて家から少し離してありますし、束石も置いてあるだけ、濡れ縁も置いてあるだけです。
同時にシロアリ対策も出来るので建物から少し離すのは精神衛生上良いです。
高さに注意しよう
地面と掃き出し窓の高さが決まっている場合、決めなければならない事があります。
掃き出し窓の高さに合わせるのか
地面に足がピタッとつく高さに合わせるのか
[st-midasibox title=”掃き出し窓に合わせた場合” webicon=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold” myclass=””]
掃き出し窓ギリギリに床板の高さを合わせます。そうすると掃き出し窓からの出入りは段差が少なく出入りがしやすいですが足が地面に付かず足が”ぶらんぶらん”な状態になる場合があります。我が家の濡れ縁が正にぶらんぶらんタイプですが外収納への通路としての使い方がメインですので掃き出し窓からの段差を少なくする事を重視しました。どうしても足をつけたい場合は石を置くなどして地面の高さを変えるしかありません。足がぶらんぶらんするのも長時間は疲れますが子供に戻ったようで懐かしくて良いものです。
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[st-midasibox title=”地面に合わせた場合” webicon=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold” myclass=””]
地面に足がピタッと付いて疲れ無いので座るのは快適ですが、床板と掃き出し窓との段差が大きくなる場合があります。その場合、掃き出し窓からの出入りがしにくくなりますので、掃き出し窓から出入りを頻繁にしない場合はこちらの選択も良いのでしょうか。副産物としてはサンダルなどの履物を置く場合は室内から隠れ気味になるところはメリットですね。
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まとめ
濡れ縁やウッドデッキはいずれ腐ります。その時は簡単に安く作り直せる事が最も重要だと私は思っています。その為に家と繋げずに作ったり、束石を地面に埋めたり、土間を打ったりしませんでした。
新築時はやる気満々で広いウッドデッキを作ったりしますが10年後それをメンテンナンス、維持出来るでしょうか。
私は無理と判断して小さく軒下で雨も当たりにくい濡れ縁にしましたが風情がある庭になったんじゃないかなと思ってます。
ハードウッドなどを使えば長持ちするのかもしれませんが杉材でも軒下なら10年以上保つんじゃないかと予想しています。