今回は1年間建築の勉強をした私と宮崎建築株式会社と高橋良彰建築研究所が協力して作り上げた我が家の間取を公開いたします。我が家の間取コンセプトは”実質平屋でシンプルxミニマルな普通の家”です。奇をてらった事はせずに時の流れも味方に付ける普遍性も大事にしています。
これから家づくりに挑戦する方のヒントになる部分があったら幸いです。
ルームツアー動画
新潟の住学というグループのYouTubeチャンネルで取り上げて頂けました。
主に宮崎さんと高橋さんが出演して説明などしています。
住学とは
建築士、職人、住まいをご検討中の方、学生など、誰でも参加ができて一緒に勉強し、気軽に意見交換が出来る住まいの学校です(新潟) 住学フェイスブックページ
我が家の間取 1階
凸凹をなるべく作らずワンルーム風に。家の真ん中辺に立つと家の端4方の壁が見えるという作り。メインの場所にはソファは置かずダイニングテーブルとチェアで食事を楽しむ。万人受けするとは思いませんがシンプルxミニマルな趣向の方には分かってもらえるでしょうか。小上がりで居場所を多く確保し、余白で椅子を移動して楽しみます。
我が家の間取 2階
2階も開放感、空調効率を考えて作られています。凸凹を極力作らずにシンプルで綺麗な間取り出来たと思います。3尺の廊下を無くしてワンルーム風に。
提案プランA
私が作った間取りとは敢えて全然違う感じにしてみたのでしょうか。「最初はこういうのも良いかも?」と思ったんですが、階段が目が回りそうな気がするのと玄関ホールの戸を開けるとテレビと冷蔵庫が目に入るのが気になり不採用になりました。
平面図では良いかもと思ったけど3Dにしてみるとイマイチ好みじゃありませんでした。画像は玄関ホールの戸を開けた所ですが、まず目に入るのが冷蔵庫、テレビなのが個人的には好きじゃないんです。ソファの背中が見える、仏壇がチラッと見えるのもマイナスポイント。
提案プランB
2回目のプラン提案。このプランは私が作った間取りを高橋さんなりにブラッシュアップした感じでしょうか。ただ北入玄関は海が近く風が強いこの地域では無理です。
この間取もなかなか良かったんでしょうか。階段がS字で面白いですね。ちょっと凸凹が多い印象。私の作った間取をベースに考えて下さったそうです。
提案プランC
こちらも2回目に頂いたプラン。見た瞬間「これだ!」という感じ。シンプルで開放的、LDKに仕切りがなく東西南北に広がりが有りワンルーム風。直ぐに「これでお願いします」となりました。
玄関ホールから入ってきた時にテレビも冷蔵庫も建具も見えないのが凄く良い。入ってしまえば見えるから一緒みたいですが何となく良いんです。
まとめ
提案プランは必ず3Dにしてみた方が良いです。私も提案プランAは3Dにしたら思っていたイメージが違うことに気が付けました。せっかく考えて頂いたプランを書き直して貰うのも凄く気が引けますが、提案1回目で決まることはあまり無いそうですので2回3回プランを出して頂ければ必ず”これだ!”と思えるプランに出会えるはずです。
プランが決定しても、そのまま全部決まりというわけでもなく細い間取りの修正も可能です。まずは叩き台になるプランを決めるという段階ですのでフィーリングやコンセプトを重視すると良いと思います。
我が家は紆余曲折有りましたが1階は、ほぼ提案プランのままです。2階は提案時から大分変わっています。
殆どの方が一生に一度の事ですし「まぁこれで良いか」とせず、納得行くまで検討して悔いが残らないようにしたい所ですね。
私はこれで3D化しました。間取の検討もこれならパズルのように出来ますので絶対に損はしないと思います。ただ結構重いアプリなのでそれなりのスペックが欲しいところです。