寝室を考える上で大切なのは寝やすくリラックス出来る空間になっているかだと思います。そこで今回の記事では我が家の寝室の設え方を5つのポイントを中心に解説していきたいと思います。
ベットはシングル2台
照明は眩しくなく手元で使いやすいように
スマホや小物などの置き場所の確保
壁を綺麗に残す
空調をよく考える
具体的にはこの5つの項目になります。
人により寝室の好みは様々ですが、皆さんの寝室づくりのヒントになる情報があるかもも知れませんので是非ご一読下さい。
図面、配置計画
主寝室は南西の角で広さは7帖です。特に何帖が欲しいとかはありませんでした。子供室と書斎は主寝室とは離して寝やすい配置にしています。 入口からベットが思いっきり見えないような配置にも意識しています。入り口に頭を向けるようなベットの配置も落ち着きません。
天井高は2250mmです。
2階の天井高は全て2250mmです。天井高を低く抑えると部屋に横の広がりが感じられ落ち着いた雰囲気になります。手を伸ばせば天井に手が届くような(実際には全然届かない)自分の影響力の範囲にまとまっている安心感は体験してみないと想像がつかないかも知れません。
遂に辿り着いたシングルベット2台体制という最終形態
通常の6帖の短手より455mm広くなっていますのでシングルベットを2台置いてもご覧のような人が通れるすき間を2ヶ所作る事が出来ます。前の家では最初の頃はダブルベットで夫婦で寝ていましたが後に私の寝相が悪いとクレームが付いたので途中からダブルベット+布団で過ごしていました。
若い間はダブルやクイーンサイズのベットに夫婦一緒に寝たりしますがそのうち別々に寝たくなって来ますよ。
普通の6帖の短手だとシングル2台で左の隙間が無くなる感じになります。我が家の場合は室内窓があるので隙間があった方が良いですが、ただの壁であれば隙間はなくても良いですね。セミダブルを2台となると短手の方では無理が出てきます。間取りによっては我が家の様に短手の方にしかベットを置けない事もあるので注意が必要です。
シングルベット2台のメリットデメリット
若い間は夫婦は一緒のベットに寝る”憧れ”の様な物がありますので最初のベットはクイーンサイズにして10年程度経ったらそこでシングル2台にするか、そのままクイーンかキングで行くか決めるのも悪くないかも知れません。
壁を多く残してミニマルで落ち着く雰囲気に
西側には窓が無いので6370mmの何も無い壁があります。他の場所も異様なほど壁だらけ。今の所必要性を感じていませんがプロジェクターがあればどこでも投影出来ます。
6370mm家の端から端まで何も無い壁、この記録はなかなか凄いんじゃないかな?
壁は家全体が白のAEP塗装N-93、寝室も色を変えていません。家を見て頂いた方の中で「シンプルで無印の家みたい」とのコメントを頂きました。そうなのかな?と思い公式ウェブサイトを見ると確かに似た雰囲気でした。別に意識した訳ではないのですが無印のセンスと似ている所があるのかも知れません。
ベットは無印の脚付きマットレスですし。
壁の色よりも照明のほうが睡眠の妨げになる可能性が高いと思います。我が家の2階居室はオーデリックのフラットプレートという商品を使ってもらっています。この照明は調光調色があるしリモコンもあるので寝室にはピッタリだと思います。
シーリングライトは基本嫌いですがフラットプレートだけはミニマルなデザインで好きです。
タイマー機能も便利ですよ
AEPの壁は光を吸収して壁の色を変えるような独特の雰囲気があります。AEPは最高の壁仕上げなんじゃないかと思っています。
寝室は寝るための部屋ですので極力目に入る物の情報量やノイズが少ないほうが良いと思っています。
クローゼットの扉
中身が見えるクローゼット
テレビ
鏡
雑多な棚など
これらを設置しないようにしました。
実際にはクローゼットに向かう突き当りに窓や収納があります。
物事なかなか完璧には行きません。ずっと奥なので良しとしました。
ふかし壁カウンターで家具要らず、更にミニマルな空間に
このふかし壁カウンターは建築士の方に提案していただきました。結果とても便利に使わせていただいております。今の時代ですとスマホ置き場になりますね。
無印の脚付きマットレスはヘッドボードが無くふかし壁カウンターと相性抜群です。
ナイトテーブルなどの家具を置かず部屋をより簡素化することが出来ました。シナベニア仕上げなので寝る前に寄りかかって読書やスマホを見る事も出来ます。AEPだと気が引けますからね。部屋は、ふかし壁の分狭くなりますが長手方向はあまり使い道が無いのでデメリットを感じません。
空調計画をしっかりと考えて健康に
ウォークインクローゼットの戸を無くし室内窓を設け、寝室入口の引き戸も常に全開放して家全体の空気が回りやすくしています。
室内窓は遮光やプライバシーを考慮して透明では無くシナベニア仕上げになっています。家の中の空気が混ざりやすいように徹底的に空間を繋げる事を意識しました。窓は南側にFIX+縦滑り出しが1つ。仕切られる部屋になっていないので窓は1つでも通風が可能と考えています。
ちゃんと空気の流れを考えた間取りが出来たので、夏は2階のホールエアコン1台を24時間運転(27度設定)にして快適に過ごすことが出来ました。
まとめ
今回の記事では我が家の寝室の考え方を解説させて頂きました。寝室の中で無駄なものは写真に写っているフェイクグリーンとスイッチボット温度計だけです。全部無くせばミニマリストの仲間入りかも知れませんが、その時に気に入っている物や好きな物を部屋に置くのは心の豊かさを育む効用があります。
お気に入りの物が映えるには部屋を出来るだけシンプルでミニマルに仕上げる必要があると私は考えています。部屋のデザインを考える時は常にこの考えを軸にしています。部屋はあくまでも箱でありキャンバス。そこに住まう人が好きな色を追加し、時に色を入れ替えて楽しむのも住まう事の楽しみ方の1つではないでしょうか。