我が家には車一台分の車庫が元々ありましたので家の中に土間収納を作りませんでした。小さい家に土間収納はスペースを確保するのは至難の業ですし、我が家には既存の車庫がありますのでそれを土間収納として利用しようと考えました。
- 季節外の靴
- DIY用品
- 外用ゴミ箱
- 普段使わないもの
- 園芸用品
- 除雪道具
こんな感じの物が車庫に入っています。家が新しくなり、家内部のDIY工事がほぼ終わったので今度はこの車庫を生まれ変わらせるべくDIYしていきます。
いきなりBeforeAfter
改造前の状態と改造後の状態。基本はそれ程変えずに内張りと各収納に扉を付けた感じ。これだけでも見た目の印象が全然違います。基本的に車庫は開けっ放しにしているので綺麗にした事で近所の人にも評判も上々です。
片付けてはいるものの改造前の雑多感が凄いですね。
目立たずスッキリな”ほぼ壁収納”
メイン収納は道路側から中身が見えないように上部を引違い戸にし、下部を引き出しにしました。一見するとただの壁に見えるように壁材と同じ構造用合板で制作。ゴミ箱スペースだけは利便性を重視しオープンにしてあります。現在は横型のゴミ箱1つですが縦型にすれば2つ置くことが出来ます。
いつかステンレスのゴミ箱欲しい。
引き違い収納
上部は引き違い戸。中は上下2段構成。普段あまり使わないものの収納、宅配牛乳ボックス、園芸用品を収納しています。収納ケースなどは今ある物を入れただけなのでこれから更にスペースを有効活用出来るようにしたいですね。
鴨居部分には胴縁を挽き割って細くした木材を後で取付けました。こうする事で溝を掘らなくても良くなるので施工難易度が下がってDIYしやすくなります。後で調整もやり直しも出来るのでDIY初心者にもオススメです。敷居は合板にトリマーで溝切りしてVレールを埋め込みました。
Vレール埋め込みは段差が殆ど出来ないので使いやすいですよ。
Vレールは溝にはめるだけなので超簡単ですがトリマーがあると溝切りも超簡単に出来ます。事前にレール位置が決められれば組み上げ前、材料の時点で丸ノコでも出来なくはないですがDIYでは作りながら現物合わせすることが多いと思うので組み上げ後でも溝が切れるトリマーはすごく役に立つ電動工具です。今回も棚が出来た後、トリマーで溝切しました。
私が持っているのは高儀のTR-100です。MTR-42と迷いましたが使用頻度を考えるとTR-100で十分という結論に達しました。5000円と安いですがDIY初心者には十分な性能かと思います。
次はマキタの充電式トリマーにしようと思っています。
取っ手はボアビットで35mmの穴を開けて裏に合板を当てました。こうする事で取っ手の出っ張りがなくなり、隣の扉に取っ手が当たる事なく最大開口する事が可能になります。
引き出し収納
合計9段の引き出しを作りました。12mm合板での製作だと薄くて反ったり曲がったりビス打ちづらくて非常に作りづらかったです。精度はイマイチになってしまいますが所詮構造用合板なのでそれ程気になりません。
1段目には先端工具、定規類、ノミ、カンナ等。2段目はビス類。3段目はテープ類とその他大きめな物。4段目は電動工具類。引き出しニキお得意の引き出しin引き出しは2つ設置しましたが入れるものがそれ程無いという状態。
スカスカ過ぎて何か買わなくてはという意味不明な思考になっています。
他にも工具はたくさんあるんですが多くは車に常備しているのでここにあるのは主に木工用の工具です。
1段目には冠婚葬祭用の靴、2段目は靴用スプレー類と蚊取り線香、3段目は季節外の長靴やブーツと雨具。全体的にスカスカで余裕がまだまだあります。底にはトタン板を敷いています。
引き出しに靴ってあまり見ないですが上から見えるので意外と便利です。
出し入れもしやすいです。
家には最低限の靴しか置いていませんので匂いの心配も少なく外物置に靴を収納するのは良かったと思います。
色んな靴を履きたい方には向きませんけどね。
奥行き僅か50mmの省スペース壁面収納
こちらの面には作業台セットと収納式作業用カウンターがあります。作業台は合板のペケ台に合板の板を乗せるだけです。このセットは作業だけではなく庭で焼肉などをするときにも使えますので非常に便利です。柱の厚みの中で収納出来るので駐車の邪魔にもなりません。倒れ防止にはオートラッチを使用しています。
この作業カウンターは4つの使い方が出来る様に考えました。
- 軽作業用カウンター
- 中作業用カウンター
- 物の一時置き
- 小休止用ベンチ
ペケ台は意外と組むのが面倒くさかったりするので画像のようにする事で1組のペケ台と天板、カウンターでそこそこ良い作業台にすることが可能です。
2組のペケ台を組むのは焼肉の時くらいです。
一応椅子にもなります。本格的に座るのではなく、少し休憩したり考えたりする時に軽く腰掛けるには十分です。
他にも無限に使い道のある収納式カウンターはオススメです。
上部を有効活用した壁面収納
こちらの面には除雪道具、脚立、タイヤなどが置かれています。タイヤは今までは下にあったのですが年に2回しか必要ないので上に置くようにしました。反対側と同じく収納式のカウンターを設置してちょっとした物を置けるようにもしています。
車のドア開閉の邪魔にならない様に下部は物を置いていません。
出入り口の上にはフック金物を設置して色々ぶら下げられるようにしました。掃除用具なども壁に引っ掛けて使いやすいように。その上にはちょっとした物を置ける様に棚になっており、3つ合板でボックスを作り入れています。中には小型のクランプを入れています。
マキタの充電器を壁に固定していつでも充電できるのは便利。
天井収納で材料をストックしてDIYに備える
DIY好きなら端材も保管しておきたくなるものですので、ある程度の量は保管できるようにしました。端材、長物、3尺角程度のものが少量置ければDIYがかなり捗ります。
ちなみに天井の野地板は中途半端になっています。
まとめ
今回は既存車庫の収納力アップ&美観アップの記事でした。家に組み込む土間収納もいいですが単独で作るガレージは自由度が高く、汚れや匂いも気にせず何でも出来る所は大きなメリットです。我が家の場合、車を停めることが多いので完全な作業場ではありませんが車を出せば大きな作業場にもなります。家づくりをする際は土間収納、外物置、ヨド物置の選択になると思います。流行りにとらわれず、それぞれの土地やライフスタイルに合った選択を。