【鏡に秘密あり】昼と夜で2つの顔を持つ洗面脱衣所!冷気収納付き?

洗面脱衣所に何を求めますか?私は利便性と意匠を妥協すること無く両立させるのが目標で間取りや収納計画を考えました。具体的には

洗面と脱衣を分けるか分けないか
洗濯動線
収納計画
動く一面鏡
水周りの床材は何が一番重要か
ドライヤーの収納位置とコンセント位置
洗面ボウルの選定や周りの収納

これらを重要事項と捉え、この記事を書きました。最後まで読んで下さった皆さんは本記事から幾つかのアイデアを持って帰り、より良い洗面脱衣所にしてください。

おだゆ

おだゆ式冷気収納もあるよ

目次

図面、間取、動線

洗面脱衣所は私が妻の意見を聞きながら造作洗面台や収納レイアウトを考えました。新規購入する洗濯機も決めて寸法や嵩上げ台も展開図に反映しています。広さは前の家では2帖の洗面脱衣所でしたので新しい家では3帖にしようと決めていました。

洗面と脱衣を分けない理由

最近は洗面と脱衣を分ける間取りが流行っています。私も出来るなら分けた方が良いと思っています。ですがコンパクトな家で洗面と脱衣を分けるのは面積的デメリットが許容できず分けませんでした。

洗面脱衣を分けない場合

洗面所 3帖
脱衣所 3帖
ランドリールーム 3帖

同時に使用できない代わりに3つに部屋を兼ねているので3帖なのに実質9帖の価値が生まれます。これは先人の知恵で兼ねるを代表する手法。日本のコンパクトな家にぴったりはまります。

洗面脱衣を分けた場合

洗面所 1帖
脱衣所 2帖
ランドリールーム 2帖

分けない間取りと同じ帖数では物干しスペースが足りなくなりますので+1帖は欲しい所ですね。部屋を2つに分けると兼ねる事が出来ず狭くなるのが最大のデメリットと感じて早々に洗面と脱衣を分けるのは辞めました。

我が家の場合、同じ帖数のまま分けた場合はこのような感じでしょうか。これも設計当時考えたのですが、前の家が2帖の洗面脱衣だったので3帖の空間にしたかった。やはり実際に使ってみると服を脱ぐときは真ん中辺で手足を振り回しながらノビノビ脱いでいますので、カーテンで仕切ったりで1帖〜2帖の中での脱ぎ着は苦痛だったかもしれません。

おだゆ

小さな家は部屋を兼ねて贅沢な空間にしていくのが相性良いです。

家の中をカーテンやロールスクリーンで仕切る手法は最近よくみますが個人的には好きじゃありません。なんとなく無理矢理感があるというか雰囲気が崩れるというか・・・

「この様にロールスクリーンを下げれば個室になります!」こういうの全然共感できないんです。布一枚で個室?それ個室って言う?と思っちゃいます。パントリーや下駄箱にロールスクリーンも好きじゃない。そのカーテンの裏は汚いのかな?って思っちゃいます。これは完全個人的偏見です。

おだみ

みんなそれ良いねって言ってるわよ?天邪鬼ね。

洗面と脱衣を分けて得られるメリットは

  • 誰かが入浴中でも洗面所が使える
  • 来客時に洗面所を貸しやすい

主にこの2つだと思いますがそれ程メリットと思えませんでした。

おだみ

来客時も引き戸は全開放です。全部見られても恥ずかしくないレベルで常に綺麗にしているので問題無いわよ

誰か風呂に入ってる時は洗面脱衣所に入らなければ良いし、どうしても入るなら声掛ければそれでいい。よく子供が思春期になったらとか言いますが、ほんの数年でしょうし子供中心の家づくりは危険だと思っています。子供はいずれ巣立っていくものと思って家づくりを考える方が自然ではないでしょうか。

おだゆ

子供は家族でありゲストでもあると言う事を忘れてはなりません。

小さな家は洗濯動線も勝手に良くなる

洗濯はこんな感じの動線になっています。家が小さく階段も緩いので移動はあまり苦にならないようです。

おだゆ

家が小さいのはメリットなのです。

浴室を2階に上げてファミクロを作れば1階で洗濯を全て完結する事も出来ましたが浴室は1階にあって欲しかったので後悔はしていません。個人的には1階ファミクロを特別良いとは思っていません。家を小さく、階段も上り下りしやすくすれば2階も使いやすくなります。

おだゆ

実質平屋総2階建て住宅は庭も広く取れるし家の弱点も減るので将来的にも良いです。

設備のチョイスや創意工夫でQOLを向上させる

洗面脱衣所は見た目ばかり良くしても使い難かったり不便では本末転倒ですよね。使いやすくなるように考えた事や設備などを紹介します。

洗面ボウルはリクシルのピアラ750mm

深さのあるボウルはバックガードのお陰も有り、水しぶきを抑えられるようで非常に良好な使い心地。水栓はバックガードから出ているので下に水が溜まらず清潔です。本来は下の収納とセットで使う洗面台ですが洗面ボウルだけを使って造作洗面台に組み込んでいます。理科実験流しなども人気ですが私は既製品の美味しい所を拝借できるピアラでの造作洗面台の方が好みでした。

おだみ

実験用シンク程シンプルではないですが、ピアラも見た目は悪くないですよ。

オーバーフロー機能
吐水切り替え
ホース引出し
グースネック
水栓が左右に回る
フランジレス
バックガード
陶器と違い割れる心配が少ない

おだゆ

特にこだわりがなければ既製品を利用した方が高機能で掃除がしやすく汚れにくいです。

ボウル周りはキッチンと同じ艶消しホワイトのパネルを張ってもらいました。そのうちDIYでタイルか何か張ろうと思っていますが現状もシンプルで悪くないので暫くはこのままで行こうと思います。

洗濯機の下は【ふんばるマンとニューしずか】にお任せ

洗濯機は東芝のAW-10DP1を購入しました。決めては洗剤の自動投入と本体の高さです。洗濯機の下も掃除したかったのでふんばるマンで62mm、ニューしずかで9mm、合計70mm程度嵩上げしました。

おだみ

掃除機もちゃんと入るので掃除が出来る!

おだゆ

掃除だけじゃなく何か落とした時にも取りやすくて良いですよ

最初からふんばるマン&ニューしずかを装備したので防振、防音効果の程は分かりません。

ドラム式洗濯機は前に扉があるので良いのですが縦型洗濯機だと洗濯機の高さ、身長などによっては洗濯物を取り出しにくくなる可能性があるので注意して下さい。

実際に家電量販店に行って70mm程腰を落として洗濯槽に手を入れて無理がないか確かめた方が良いです。

我が家の洗面脱衣所の主役【スライドミラー】

洗面所の窓はしっかり光が入って中間期に風を通せる窓が欲しかったので高窓ではなく正方形の型ガラス横滑り窓にしました。鏡は横にスライドして窓を隠せるようにしました。このギミックはweb上で見つけたスライドミラーのアイデアを私なりに周りの収納、寸法と調和を取りながらトータルで設計し建築士さんに形にしてもらいました。

おだゆ

絵で書くのは簡単だけど実現するのは大変だったと思います。

鏡の上下は縁無し、左右は枠に見せるこだわりのお陰でよりスッキリした意匠に仕上がっています。これは特に指定した訳ではなく、気づいたらこうなってました。こういう所で建築士や工務店のセンスの良さが分かりますね。それに「どう?ここ良いでしょ!」とかの言葉は一切ありません。

おだゆ

私だったら「ほらココ良いでしょ〜?」って自慢しちゃいます。

スライドミラーを使ってみてのメリットデメリットは

大きめの窓を採用できる
夜モードで完全プライベート空間
鏡が一枚物で綺麗
夜以外でも一時的に夜モードにすれば洗面と身だしなみを2人同時に行える

夜モードだと収納が丸見えになる
可動部分があるのでメンテナンスが必要になる可能性がある
昼モード時、窓に枠があるので光の広がりが狭い
ゆっくり閉めないと家中にガタンと音が響く

おだゆ

夜は窓が無くなり断熱効果もアップ!昼は明るく窓開けも出来て見た目もスッキリ。

おだみ

女性には夜モードの安心感は最高よ

まさかの冷気収納が出来ていた!?

最近スライドミラーを夜モードにしている時に鏡を開けてみると中が冷たい事に気が付きました。中の木部の温度を測ってみると18.4度、すぐ隣の壁が22.7度、外気が11度、洗面台脱衣所の室温が24.1度なので、その差は5.7度。外気温がまだ高い事を考えると、もっと下がりそうですね。

おだゆ

これはもしかして冷気収納として使えるかも!?

いくらトリプルガラスと言えども狭い空間を閉め切れば冷気が溜まっていく様です。樹脂トリプルと言うと魔法のサッシかと思えば意外とそこまでではない事に少しガッカリしました。でも逆にこれを利用して11月〜冬場は冷気収納として利用し、それ以外の時期は普通の窓として利用するなんて事も面白そう。

おだゆ

このアイデアは”おだゆ式冷気収納”と名付けましょう。

おだみ

晴れた日は使えないんじゃないの?

確かに晴れた日は使えないかもしれません。北側ですし外気温が下がれば使えるかも?まだ冬は体験していないので検証してみたいと思います。本格的な外気収納とは行きませんが冬場の夜の一時置きくらいにはなるかも。

洗面脱衣所の無垢床を守る方法

洗面脱衣所の床はナラの無垢床です。水周りなのに無垢床って大丈夫なの?って声が聞こえてきそうですが、極力床を濡らさない様に生活スタイルを変えれば洗面脱衣所でも無垢床は最高の床材になります。

おだゆ

そこで我が家の入浴作法を公開します。

たったこれだけで無垢床が使えるんだと思うか、面倒くさいからクッションフロアで良いやと思うかはアナタ次第。

STEP
タオルをホスクリーンに掛ける

棚に置いてあるフェイスタオルを取り物干し竿に掛けて浴室に入る

STEP
戸を開けてタオルを素早く取る

入浴が終わったら一瞬だけ戸を開けて(3秒以内)物干し竿に掛けたタオルを取り浴室に持ち込む

STEP
浴室で片足を拭く

浴室内で体を拭いた後、最後に片足を拭きます。転ばないようバランスをとりながら

STEP
浴室から片足で洗面所に入室

タオルで拭いた方の足で洗面所に入室、片足立ちをキープしながら、濡れている方の足を拭く

STEP
足ふきマットを濡らさず入浴終了

最後に水滴が落ちていないか確認して水滴が落ちていたら拭く

万が一ステップ1を忘れた場合はエコキュートのリモコンで通話してタオルを持ってきてもらう。応答してもらえなかった場合は片足で素早くタオルを取ってステップ3へ。ステップ5で濡らした足ふきマットをある程度水気がなくなるまで拭く。

これが我が家の入浴作法です。面倒くさいと思いましたか?このやり方を習得するとバスマットは濡れないし、無垢床は痛みませんので大変おすすめです。

おだみ

間取り的に出来るようなら収納場所=浴室から届く場所がベストね。

おだゆ

浴室ドア開けて直ぐの所にニッチを作れば出来るかも?

小さいお子さんが居る場合は言うことを聞かないので別な方法じゃないと対応出来ません。例えばどういう方法があるでしょうか・・・

  • 浴室入口付近だけクッションフロアやタイルを張る
  • 全面クッションフロアかタイルにする
  • 子供が言うことを聞く年齢まで強力なバスマットで凌ぐ

個人的には素足で歩く所は全部無垢床をおすすめします。特に高気密高断熱住宅では部屋の扉が基本的に開けっ放しになるのでクッションフロアだと家の雰囲気がガラッと変わってしまいます。水や汚れに気を使う無垢床ですが、それだけで判断して良いものでしょうか。全員無垢床を使わないのが正解でしょうか?

一番大切にしているものは何かをよく考えた上で決めたなら後悔しないはずです。

おだゆ

私は家全体をワンルームと考え洗面脱衣室も無垢床を希望して住んでいる今でも無垢床にして良かったと心底思っています。

他に床仕上げとしては我が家のトイレにも採用しているコルクタイルやリノリウムなんかも天然素材系なのでオススメです。これらの床材は強めな酸性やアルカリ性に弱いので知らずに強力な薬剤を使用すると変色するので注意が必要です。

収納は何をどこにどのくらいまでしっかり決める

収納計画もしっかりと考えました。作業台カウンターの下には無印のPP収納ケースが入るように考え、他の場所も全て採寸し生活に問題ないことを確認しながら展開図を作成しました。

PP収納ケース下段にパジャマを入れていますが高気密高断熱住宅では風呂上がりが寒くないのでパジャマを着る習慣がつきません。PP収納ケースを辞めてシナランバーで引出しを追加したくなってきました。

おだゆ

風呂上がりが寒くないのでパジャマは入浴数時間後か寝る直前にしか着なくなりました。

鏡裏収納はオーラルケア用品、整髪料、薬関係

扉の裏にペーパータオルを置いて下から取り出すようにしようかなと思っています。強度などの問題がありますので穴あけても大丈夫か聞いてからDIYするかどうか決めようと思います。

DIYで引出し追加していくスタイル

高気密高断熱住宅は基本的にドアは開けっ放し、洗面脱衣所も常に引き戸は開いた状態なので赤丸の部分がダイニングからよく見えます。以前は洗剤等が箱には入っているもののチラチラ見えて気になっていました。あちこち引出しを追加しているので引出し追加のハードルは低くなっているので思い立ったら即実行です。

おだゆ

棟梁さんの腕が良いので寸法の狂いが少なくて引出し追加が捗ります。

【洗面下収納の中身】ドライヤーの収納位置は超重要です

ドライヤーは引き出しに収納しています。引出しの奥に穴を開けて裏に仕込んであるコンセントに繋いであるのでサッと使えてサッとしまえます。ドライヤーは洗面所の美観を損ねる物No.1だと思っています。

おだゆ

ケーブルが露出するものは厄介ですので良く考えて計画しましょう。

右側は今の所、ペーパータオルのストックなどを入れています。

こちらは主に洗剤類、歯ブラシのストックなどを収納。パイプスペースを考慮して奥行は浅くしてあります。左側はもう少し奥に拡張出来るので思いついた時にでもDIYしてみます。

洗濯機上の可動棚は洗濯洗剤置き場

ロイヤル金物のチャンネルサポートを壁に取り付けてブラケットで持ち出しの棚を取付けてもらいました。洗濯機があり棚をあまり下げられませんので写真の高さが限界です。ここだと下の段は普通に届きますし、上の段は届きますが背伸びしないと届きません。それでも届くので無いよりは良いです。

実はこの棚はDIYにて設置高さを下げています。チャンネルサポートを逆さまにして5cm程下げることが出来ました。

おだみ

たったの5cmでも毎日のことだから助かるわ

外に面している壁は気密シートが施工されていますので、ビスを抜いたり打ったりすると気密シートに穴が空くことになります。私は工務店に相談しリスクの程度や処理の方法を聞いて実行しました。

おだゆ

外壁面の壁をDIYする時は工務店に相談した方が良いかもしれません。

まとめ

我が家の洗面脱衣所はスライドミラーを中心に考えていきました。とても満足行く仕上がりになり毎日の朝のルーティーン、夜のルーティーンも気分良く行うことが出来ています。

洗面と脱衣を分けるか分けないか
洗濯動線
収納計画
動く一面鏡
水周りの床材は何が一番重要か
ドライヤーの収納位置とコンセント位置
洗面ボウルの選定や周りの収納

おだゆ

特にこれらの項目は重要ですので良く考えて後悔の無い洗面脱衣室を目指して下さい。

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