【AEP塗装】自分の家は自分で補修!失敗しないたった一つの方法

住んで9ヶ月が過ぎました。1年近く経つと建物の動きで色々な所に隙間などが出来てくる時期です。通常だと1年〜2年点検の時などに工務店さんに見てもらい補修してもらうのですが、自分の家はなるべく自分で管理したいと思っているので補修も出来る事は自分でやっています。自分で直せるっていうのは楽しいし、愛着も更に増すものです。

おだゆ

この記事では私が失敗や成功を体験した一次情報をシェアします。

目次

自分でやる内装補修

AEP塗料は4L缶を頂きましたので幾らでも補修ができそうです。保管場所は何処でも良いようなので我が家では車庫に保管しています。夏は熱く冬は寒いですが今の所は特に問題ないようです。

外物置から床下に保管場所を変えました。理由は記事の中にあります。

補修道具

・パテ

ホームセンターで購入。伸びも良く非常に塗りやすいパテでした。

・ジョイントコーク

同じヤヨイ化学でジョイントコークAという商品もありますがMの方が艶消しでノンブリード(ゴミが付きにくい)なので仕上げに使うには適しています。Mの方は色展開がAより少ないので壁の色によっては使えないこともあるかもしれません。N-93のホワイトならジョイントコークMのホワイトで色が合うので塗装する必要がありません。

・ローラー/ハケ/ヘラ
写真に写っているのは大きいローラーですが補修なら一番小さいので十分です。ハケはちょっとした所の補修用。ヘラはパテ用のものでそこそこ大きめのものの方が平らにしやすいです。

【失敗】塗料の温度で粘度が変わる

外で保管していたAEP塗料は冬の寒さで粘度が高くなっていてドロドロ。そのまま中毛ローラーで塗ったら柄が大きくなって違和感が出てしまいました。AEPは水性という事で水で薄めることが可能。試しに薄めてみましたが素人には粘度調整が難しく断念。

おだゆ

夏は逆にシャバシャバになって柄があまり出ないかもしれません。

【惜しい】モルトローラーで90点の仕上がり

ホームセンターで何か無いか探していたら毛では無くてスポンジのような素材のモルトローラーなる物を発見。これで塗ったら冷えた原液のままでも柄が大きくならずに良い感じになりました。90点の仕上がり。

おだゆ

完璧には一歩及ばず少しフラット気味になります。

【成功】失敗しないたった一つの方法は常温塗料を使うこと

色々やってみた結果、塗料を小分けにして室内常温管理して普通の中毛ローラーで塗るのが最適解でした。

おだゆ

基礎断熱なら床下で保管するのが良いかもしれません。

常温保管(粘度の安定)
原液塗り
小型中毛ローラー

このやり方なら誰でも簡単にAEP補修が出来ます。光の加減によっては多少の塗りムラの様な感じに見えなくもないですが言われないと分からないレベルには出来ます。上手に出来るようになるとDIYで穴を空けたり、多少壁が汚れても”いつでも直せる”と思えるので寛大になれます。

少しの補修でも、なるべくローラーで塗ったほうが良いです。ハケではゆず肌模様が出ません。

日中の太陽光で角度を付けて見ると塗った所は分かりますが、言われなければ気が付かないレベルでしょう。それにそういった光線の場合は補修していない部分もパテの段差だったり若干塗りムラが分かりますので気にせず塗っても良いと思います。

おだゆ

特に夜の照明だと補修場所等は全くわかりません。

水で塗料を薄めた場合は使い切るか捨てて下さい。絶対に保管する塗料に戻したり、直接保管する塗料に水を入れてはいけません。塗料が腐って使えなくなってしまいます。

塗る際はローラーでも塗料は飛び散りますので周りの養生を忘れず、塗料は少なめに付けて境界をぼかす感じで塗るのが良いようです。

我が家の補修例

ほぼすべての部屋のAEP補修しました。殆どが入居後に自分達で傷をつけたり汚したりした所です。特に玄関や階段はカバンを擦ったり手をついたりするからか傷が多く付いていました。生活していると必ず壁に傷や擦れ跡を付けてしまいますので直せるのは大きなメリットです。

おだゆ

クロスより汚れや傷は付きやすいです

小穴補修

タオルバーの高さを移動した為、ビス穴が残りましたので補修しました。初めての補修だったのでパテの塗加減が分からず右のパテが盛り気味になってしまいました。塗装するとパテを盛りすぎた部分は少し違和感が残りました。左の方は上手く行っていますのでパテは少しくらい広範囲になっても良いので盛りすぎないようにした方が仕上がりが良くなります。後でペーパーで平にするのもかなり大変なのでパテ塗りで平面を出したいです。

入り隅の補修

入隅は新築から数年は動きやすいので必ず隙間が空いてきます。入居半年で結構隙間が出来ています。補修方法はジョイントコークをテープなしの一発仕上げ。入隅は最初からジョイントコークを打ってあるので同じくらいのコーキング幅で塗るようにしました。

おだゆ

コーキング幅が太くなると美観が悪くなりますので注意が必要です。

マスキングテープなしの一発仕上げは慣れが必要です。最初は練習台を作って練習するか、どうでも良さそうな場所で練習することをおすすめします。

枠周りの補修

木枠周りも隙間が空いてきます。枠の方にコーキングが付くと取り返しがつかなくなるのでマスキングテープで施工しました。今は慣れたので枠側だけのテープで出来そうな気がします。

テープを剥がす時に塗装も一緒に剥がれてくる事があります。マスキングテープは粘着力の弱めの方がおすすめです。もし塗装が剥がれた場合は焦らずにAEPで補修しましょう。

枠周りの補修2

こちらも枠周りの補修です。とにかくコーキング幅が広くならないように。色を付けるだけという意識を持って塗りました。

大きめクラック補修

壁の中にデスクの天板が入り、柱があったり負荷が掛かりやすい場所なのかヒビが大きくなって来た為、周辺を少し削ってパテを3回塗りました。パテは厚みがあると痩せたりヒビが入りますので6日かけてパテを仕上げました。1回目のパテは厚く塗るため盛大にひび割れましたが乾かしてそのまま3回に分けて平にしました。

おだゆ

今回は仕上がり良く、殆ど補修した事が分からないレベルに出来ました。

あらゆる物を壁と同化させることが出来る

この様な壁に付いた余計な物にAEP塗料を塗ると壁と同化させる事が出来ます。他にも小物に塗ったり、DIYで何かした時に塗ったりと可能性は広がります。

まとめ

最初は変になったらどうしようと躊躇していたAEPの補修ですが慣れてしまえば”いつでも簡単に直せる”のマインドを手に入れる事が出来ます。小さい子供がいたずらしても絶望しなくても良いのです。DIYも捗ります。クロスだと部分的に直すことが難しいですがAEPならササッと直せちゃいますからね。

  1. ポイントは常温の塗料を使う事

これだけで後はローラーやハケで塗るだけです。室内に塗料を保管する場所がない場合は私のように小分けして少量を室内に保管すると良いです。AEP補修、なれると楽しくなってあちこち塗りたくなりますよ。

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