今回の記事では我が家が新築設計段階から導入を予定していたスマート家電4つと住んでいて思いついたスマート家電1つ、合計5つスマート家電1年使ってみての感想のようなものを記事にまとめてみたいと思います。これから新築する方の参考やひらめきにつながれば嬉しいです。
- スマートロックSESAMI4で家の鍵を持たない生活(鍵を持たなくても良い日常)
- HomePod miniで家をカフェのように(開放的な間取りを利用した音楽体験)
- Amazon Echo Show 5は優秀な時計だった(壁掛け時計からの脱却)
- スイッチボット温湿度計で日々の温湿度をチェック(温湿度のデータ化)
- スイッチボットLEDテープライトで光を楽しむ(ディスプレイ照明の完全自動化)

この順番で構成されていますので興味あるものがありましたらご一読ください
スマートロックSESAMI4で家の鍵を持たない生活


私は極力物を持ち歩きたくないので家の鍵も持ち運ばなくて良いようにセサミ4を導入しました。



数年前から財布も持っていません
セサミ4を導入する事で当然ですが鍵を持たなくても良くなります。セサミ4は他のスマートロックと比べて非常に安価な価格設定で購入しやすいです。セサミ4本体だけなら5000円、Wi-Fiモジュールで3000円、合わせて買っても税込み1万円でお釣りが来る価格設定。他のスマートロックだとキュリオロックやスイッチボットロックなど色々ありますが価格で他の追従を許しません。
また価格が安いだけはなく、スマートロックあるあるで本体が重いと自重でスマートロック自体がドアから落下してしまうトラブルが割と有るのですがセサミ4は他機種に比べて軽く作られていて1年経った我が家の木製ドアですら取付けから1回も落下していません。取付けテープも付属の物を使いました。



特殊なサムターンでも相談すれば3Dプリンターでなんとかしてくれる程のサポート体制。
これはセサミ4に限った事ではないかもしれませんがBluetoothのみの運用だとアプリを開いてから開けるまでに10秒程度掛かってしまいます。これでは「鍵で物理的に開けたほうが早いじゃん」ってなってしまいます。なのでWi-Fiモジュールはセットで購入する事を強くおすすめします。Wi-Fiモジュールをセットで使う事でタイムラグが少なく施錠解錠が出来るようになります。離れた場所から鍵の締め忘れの確認も出来ます。
- セサミ4無し
-
スイッチ式ダブルロックサムターン+U字ロック
- セサミ4を使う
-
シングルロックサムターン+U字ロック
ご覧のようにセキュリティレベルがかなり低下していしまいますので心配性の方には向かないかもしれません。セサミ4を2台用いてダブルロックサムターン+U字ロックには出来ますので心配であればセサミ2台運用するしかないと思います。
スマートロック締め出し注意


セサミ4、非常に便利なガジェットですが家から閉め出されてしまうケースがいくつかあります。
- 電池切れによる締め出し
- オートロックによる締め出し
- 故障による締め出し
電池残量は40%を下回るとアプリに電池交換の催促通知が届くそうなので知らないうちに電池が切れることは少ないはずです。オートロック機能は非常に危険ですので、よほどルールを厳重にしないと、いつかは締め出されると思います。



我が家では在宅中に施錠しませんのでオートロックは使用していません。
Wi-Fi、Bluetooth、デジタル物、これらは便利ですが100%信頼してはいけないと私は常に思っていますので締め出し対策はしています。
- 物理キーを秘密の場所に隠しておく
- 物理キーを親に渡しておく
物理キーは意地でも持ち歩きたくないのですが物理キーは100%信頼できる唯一の物。これを家の秘密の場所に置いておきます。ただ置いておくだけでは防犯上危険なのでキーボックスに入れて秘密の場所に保管します。後は近くに住んでいる親に物理キーを預ければ何かあった時に家に入ってもらえるし、締め出し時の保険になります。
木製玄関ドアでもちゃんと取付け出来ます


我が家の玄関ドアはプレイリーホームズのユーロトレンドG。断熱木製ドアです。こちらの玄関ドアは電気錠、タッチキーなどの機能は無く、物理キーでの施錠解錠が標準となります。木製玄関ドアの多くは電気錠には対応していないのは大きなデメリットと感じますが、この手のデジタルものは陳腐化が早く、すぐに時代遅れになってしまったり、壊れたら修理などが大変だと思いますのでドアに組み込まれているよりも後付のスマートロックの方が私は良いと思っています。
セサミ4本体
Wi-Fiモジュール
B5用特殊アダプター
この3つを揃えればプレイリーホームズのユーロトレンドGもスマートロック運用することが出来ます。Wi-Fiモジュールは本来必須ではありませんが私的には必須なので入れました。



Wi-Fiモジュールの電源確保も忘れずに
待望のセサミ5が様々なオプションと共に登場


待望のセサミ5が出ました。指紋、カード、暗証番号で解錠ができるセサミタッチは嬉しいですね。



私はセサミタッチPROを購入予定です。
今回のセサミタッチは主に解錠をメインに考えているようですので施錠も解錠も同じ様に出来るとは考えないほうが良いかもしれません。セサミタッチPROを選んだのは電池の持ちの良さとボタンで施錠できる可能性がある所。
詳しくは公式サイトへ。
高気密住宅はスマートロックと相性が悪い


非常に便利なセサミ4ですが高気密住宅、断熱気密玄関ドアとは正直相性が悪いです。その理由は
気密パッキンの影響でドアが最後まで閉まらないが事がある
この1点です。
普通であればドアを開けて手を離してクローザーで最後まで閉まりますが、気密性の高い玄関ドアはクローザーで閉まった後グッと押さないと鍵がかけられる状態にならない事が多いのです。おそらく気密パッキンが原因だと思いますが、これはどうしようもありませんでした。実験と対策してみて色々分かったので共有したいと思います。
窓を何か所か開けている時○
窓を締めている時×
窓を締めてレンジフードを使っている時○
換気システムの排気を多くする△



換気システムの給気を1、排気を8にしたら最後まで閉まりますが流石にそれは駄目ですよね。
この結果からも分かるように
家の中が負圧になっている時はドアが引っ張られて最後まで締まる
窓を開けていれば空気の逃げ場があるので最後までドアが締まる
逆に言えば窓を締めていると瞬間的に空気を大きく逃がす事が出来ないためドアが最後閉まる時に空気に跳ね返されるという事のようです。我が家だと在宅中は鍵を掛けないので気にしませんが、在宅中も鍵を締めるお宅だとかなり面倒くさいのではと想像します。



玄関ドアが最後までうまく閉まらない問題は他メーカーのドアだと解消されるのか、断熱気密ドアの欠点なのでしょうか。
ドアクローザーで調整するが完璧にはならない


出来ることと言えばドアクローザーでドアが最後まで閉まるように調整する事くらいです。クローザーはリョービ製。第一調整弁で前半の動き、第二調整弁で後半の動き、ラッチングアクションで最後の調整を行います。



ラッチングアクションの調整でなんとかなるかと思ったけど無理でした
普段窓を締めていることが多いので窓を締めている状態でドアが最後まで閉まるようにクローザーを調整すると、窓を開けている時やレンジフードを回している時はバッタン!と、とんでもない音が家中に響いてしまいましたので窓を締めている時以外で最後までうるさくなく閉まるように調整しました。



高気密住宅で思わぬ落とし穴がありましたが、それを差し引いてもセサミ4+Wi-Fiモジュールは導入して良かったです
HomePod miniで家をカフェのように


私はテレビは一切視聴しないので家に居る時は音楽を聴いていることが大半です。家族では妻が夜に少し見るくらいなのでそれ以外の時間は無音かHomePod minで音楽を流しています。音量は小さめで、カフェや店舗で流れているBGMの様な感じにしています。


ソースはAppleMusicです。MacBook AirでBGM専用アカウントを一つ作って好きな時に好きなだけ様々な曲を流すことが出来るようにしています。
家を美術館にして心地よく寝る


寝る時は音量を絞って睡眠用の音楽をかけて寝ることが多いです。耳元や寝室で鳴っている音とは違い、遠くで鳴っている音が更に眠りを誘います。例えるならば美術館でどこからか聴こえる上品な音楽体験とでも言いましょうか。これはなかなか家で再現しにくいと思います。我が家は吹き抜けや階段で1階も2階も同じ空間の様な間取りなので、この様な事が出来るのだと思います。
設置場所は事前に考えましょう






HomePod miniは電源が必要なデバイスですので設計段階から設置場所を決めて電源を確保しケーブルの処理を考えなければなりません。私は自作展開図にて事前にしっかりと計画しました。カウンター中央に長めのスリットを設けてHomePod miniのケーブルやMacBook Airのケーブルを目立たないように通して下のコンセントに繋いでいます。
AmazonのEchoじゃ駄目なのか


Amazon EchoシリーズとHomePod miniは同じスマートスピーカーなので家のBGMをアマゾンミュージックに任せる事も出来ます。ですが私はAppleのエコシステムに身を委ねるのが一番幸せになれると思っているのでデバイスは極力Apple製品を使うようにしています。
この上ないシンプルデザイン
音質が良い(値段の割に)
アップル製品と親和性が高く使いやすい
シンプルなデザイン
音質がそこそこ良い(値段の割に)
画面が付いている
割と何でもできる
Bluetoothでどんなデバイスでも繋がる
iPhone、MacOSを使っている人はHomePod mini、音質をあまり重視しなければ何かと便利なEcho Show 5。Windows、Androidをメインに使っている人はEcho Show 5と言った所でしょうか。HomePod miniはBluetooth接続には対応しておらず、AirPlay接続のみ対応ですのでアップル製品専用と考えたほうが良いでしょう。



WindowsでHomePod miniを使う方法はありますが現実的ではありません。
Amazon Echo Show 5は優秀な時計だった
家が新しくなると家のテイストに合わせて時計も新調する事になると思います。我が家もそのつもりで時計の設置位置や時計を設計段階から考えていました。


いざ住み始め予定の位置に壁掛け時計を設置することの意味を再考しました。
- 時間を確認する
- 部屋のインテリア
単純にこの2点だと思います。時間の確認は各個人で持っているスマートフォンを見れば良いですしクリティカルに困るという事はないです。ですが手ぶら&目だけで確認できる壁掛け時計は便利なのも間違いないです。


例えばこちらの寝室。ベットで目覚めた瞬間時間を確認することが出来るのはやはり便利でした。2階は生活の場と割り切っているので今はこれで良いのかなと思っています。
スマートスピーカーとしてでは無く時計としてどうか






Echo Show 5はデザインが非常にシンプルで本体色も何色かありますのでインテリアに合わせやすいですし、小さく見えるかもしれませんが文字盤次第では意外と視認性も良く、時間も正確なので時計としての役割は十分果たしていると思います。キッチンからは見えにくいので電池式のデジタル置き時計をキッチンの窓台に置いています。
Echo Show 5のメリット・デメリット


我が家ではディスプレイスペースにEcho Show 5を置いています。季節によって背景の色を変えていて、春はピンク、夏はブルーなど雰囲気を変える事で周囲辺と調和させて楽しんでいます。また、時計だけではなくアマゾンの配達のお知らせ機能、天気や気温の確認もできます。他にも音楽を鳴らしたり様々な使い方ができます。
当然ですがEcho Show 5は電源が必須ですので設計段階から考えていないと電源を取れなかったり、ケーブルが露出したりするので注意が必要です。電気代も50円/月程度ですが掛かります。Echo Show 5最大の弱点は数分に1回程度、一瞬ブラック・アウトするのが時計としての価値を大きく下げています。この為、デスクに置くとブラック・アウトする度に気になって作業に支障が出ます。色々情報を集めて改善策を試しましたが結局どれも効果なしでデスクに時計として置くのは諦めました。我が家ではLDKのカウンターのような場所に置いていて常に目の前にあるわけではないので気になりませんでした。



控えめにインテリアの一部になり、時間も正確なEcho Show 5は我が家には最高の時計になりました。



セールで半額の時に買えたから良かったわね


スイッチボット温湿度計で日々の温湿度をチェック


各部屋にスイッチボット温度計を設置して日々の温度を観察し、高気密高断熱の住まい方を学んでいます。温度や湿度の推移を観察していると色々な発見があります。冬は外気が凄く乾燥している事や、夏、部屋の温度が28度でも暑くないのは湿度が抑えられているから等。何となくは分かっていたものの体感と数字を目の当たりにすると深く理解できます。




玄関やトイレは温湿度データだけ取れれば良いので目立たない場所や全く見えない所に置き、寝室は見える所に置いたりと場所によって見せたり見せなかったりと色々です。




小屋裏や床下にも設置しています。外気から第一種換気を通った空気の温度や湿度のチェック、小屋裏へ漏気していないかなど色々役に立ちます。


この様に温湿度計を一覧表示できるアプリもあります。絶対湿度計というアプリです。こちらのアプリは絶対湿度を見れるので湿度の把握がしやすいです。スイッチボットアプリでも温度は見れますが絶対湿度計アプリの方が視認性がよく気に入っています。ログデータはスイッチボットの方でしか見れないので用途によって使い分けています。




スイッチボットLEDテープライトで光を楽しむ


現在我が家の床下エアコンの上にディスプレイ専用のスペースがあります。



最初は置物を少し置くくらいのつもりでしたが、どんどん飾りが増えていき、スペース全部を使ってのディスプレイになってしまいました。


LEDテープライトは最初から考えていたわけではなく、色々飾ってみたら棚の中なので少し暗く対策としてLEDテープライトを思いつきました。
ディスプレイのライトを手動で付けたり消したりするのは面倒くさいので自動制御は絶対条件です。




我が家の設定は日の入り1時間前に点灯、夜の0時に消灯を毎日のサイクルで設定。こうすることで夕方暗くなる少し前に点灯して、寝る頃に消えるという一連の流れを完全自動化出来ました。



点灯も消灯も何分かけて消す設定もあるので便利です



徐々に点いたり消えたりだからビックリしなくて良いわね
我が家ではディスプレイスペースのライトアップという使い方をしていますがこちらのテープライトは用途は様々で色々な可能性を感じる製品です。


まとめ
我が家が導入したスマート家電5つ紹介いたしました。
- スマートロックSESAMI4で家の鍵を持たない生活(鍵を持たなくても良い日常)
- HomePod miniで家をカフェのように(開放的な間取りを利用した音楽体験)
- Amazon Echo Show 5は優秀な時計だった(壁掛け時計からの脱却)
- スイッチボット温湿度計で日々の温湿度をチェック(温湿度のデータ化)
- スイッチボットLEDテープライトで光を楽しむ(ディスプレイ照明の完全自動化)
私は何でもかんでもスマートホーム化するのは賛成ではないのですが自分にとって役に立ちそうなもの、面白そうなものは導入していきたいと思っています。今後も良い製品にを見つけられるようアンテナを張って生活していこうと思います。



ロボット掃除機も試してみたいです